転職【20代で選んだ転職を40年以上つづけている職業とは掃除夫】

私たち夫婦は掃除夫です。
この仕事を始めて40年がすぎました。

転職【20代で選んだ転職を40年以上つづけている職業とは掃除夫】がいつの間にか天職になりました。

その前の約八年間は、京都に本社のある運送会社の地方支店で次長をしていました。

またその前は東京や郷里に帰ってからタクシー運転手を十年近くしていました。
それよりもっと前は家庭向けの書籍販売のセールスやガードマン、土方など、中学校を卒業してからおよそ三十ぐらいの職業を転々としました。

転職の履歴は履歴書に全部書ききれません。

 

履歴書に書ききれないほどの転職歴その理由 人に使われたくないから

転職にあたって資金がいらない

技術 資格がいらない

夫婦だけでもできる

選んだ職業は掃除夫

これらのことを書いています。

 

どの職業で働いているときでも、私は人に使われるのを苦痛に感じていました。

 


転職

 

いつも人に使われながら働くのが苦痛だった

 

 

 

独立して、自分一人でできる仕事はないか、常に考えていました。

それも次の条件に当てはまるような仕事を。

 

資金がいらない。
資格や技術がなくても、とりあえずすぐにでもははじめられること。
一人ないし家族(妻)程度の人手でできること。

 

しかしまわりを見渡しても、そんな都合のいい仕事は見当たりません。

さて、三十何回目かの就職先に、私はビルメンテナンス会社を選びました。

はじめから仕事の内容を知っていたわけではありません。
掃除屋だという漠然とした知識でした。

 

ただ、

そこには何かありそうだという予感がありました。

 

ワンボックスタイプの作業車に、運転手の私を含めて5人が乗って、会社の事務所や商店のフロアーのワックスがけが最初の仕事でした。

 

勤続30年という掃除婦のおばさんがグループを仕切っていました。

 

ある程度の広さの事務所や店舗のワックスがけを1時間足らずで仕上げます。
スムーズな段取りが必要です。

 

最初の仕事は水くみ

 

ほかのおじさんやおばさんたちがモップをすすいだ汚れ水を新しいのに汲みかえるという作業です。
そのようにしながら、平均一日5、6件は回ります。

別の作業もありました。
アパートやマンションの通路だとか階段、駐車場周辺の掃き掃除、ふき掃除などです。

 

私の就職したビルメンテナンス会社はそんなお得意様を何十件もかかえていました。

作業に要する道具といえば、ほうき、ちりとり、バケツ、ぞうきんぐらいです。

この程度の道具ならいまの私でも買いそろえることができる。

 

転職

 

独立するならこれしかないと信じる

 

 

赤い薔薇

赤い薔薇

 

この仕事なら学歴はいらず、技術も資格もいらない。

私はこの仕事で独立しようと決心しました。

どうすれば手際よくきれいな掃除ができるか、勤続30年のベテラン掃除夫の仕事ぶりをいつも観察していました。

そして半年後に、そのビルメンテナンス会社を辞めました。

 

幸福の光が遠くに見えた

 

仕事をはじめるにあたって、さしたる技術もいらない。
とりあえず資格も必要ない。

資金ゼロからでもできる仕事。

何よりも私にとって魅力だったのは、資金ゼロからでもできる仕事でした。

 

とりあえず道具として何が必要かといえば

 

ほうきとちり取り、

それにぞうきんにポリバケツぐらいなものです。

 

この程度の道具を揃えるのには二千円もあれば十分でした。

家にあるタオルやポリバケツだって代用できます。

移動用の車。

これは普段使っている自家用車で代用できます。

 

掃除夫こそが最適な転職だった

 

地位や名誉といったものは何にもいらない。

夫婦二人が食べていけるだけの収入が確保できればと甘い考えでした。

「甘ったれるな」の声も聞こえてきますが、妻は、半分あきらめている風でした。

結婚してから何度職を変えたことか。

 

それでも、今夜の食費がない、明日食っていけない。
という思いはさせませんでした。

「そういうことで人様に、迷惑をかけたことはないわね」
今でも時々妻と話すことがあります。それだけが我が家の自慢です。

 

ある時、どうしても食費の工面がつかないことがありました。

その時は買って一年もたっていない36巻ぐらいの百科事典を古本屋にもちこんで、現金に換えました。

 

転職

 

営業まわり

 

ビルメンテナンス会社をやめた翌日から、市内の不動産会社に営業にあるきました。
数ヶ月間営業をつづけていると、数件の契約をとることができました。

 

1年後には、年間契約の仕事ごとれました。
年間契約だと確実に収入が計算できます。

仕事はアパート、マンションの清掃です。
この契約は、現在もつづいています。

これで日々の生活の安定の見通しがつけやすくなりました。

 

掃除夫の仕事は様々

 

 

 

アパートやマンション、借家の退去後の室内清掃。

それとは別に

通路や階段、駐車場の掃き掃除、照明器具の清掃、天井や壁のすす払い、クモの巣取り、草刈り。

個人宅の主に室内清掃。

ハウスメーカや工務店の新築住宅の竣工清掃等々です。

 

最初の頃は依頼を受けた仕事は、何でも引き受けてきました。
その中にゴミの処分の依頼が結構ありました。

2トントラック一台で1万円から2万円の単価で引き受けていました。

しかし、ゴミ最終処分場が有料化されてからは、その仕事からは手を引き2トントラックも処分しました。

 

新築住宅の竣工清掃とアパート、マンションの定期清掃の割合が半々です。

単発的な依頼が月に数件あります。

竣工清掃の単価は一棟あたり3万から6万円前後です。

ハウスメーカや工務店によって金額の開きがあります。

夫婦二人だけで、おおよそ一日半の仕事量です。今まで約千棟近くやってきましたが、三日かかったことはありません。

 

イメージしながら仕事をすすめる

 

どんな仕事でも心構えはおなじだと思いますが、私たち夫婦は素直な気持ち、謙虚な気持ちをいつも心がけてきました。

お客様から指摘を受けたことには反発しない。
言い訳しない。
どうすればもっと喜ばれる掃除ができるかイメージします。

丁寧な仕事をするのはもちろんですが、それと同じように、いかに効率的に、

てきぱきとした仕事を進めるかも、大切なことです。

夫婦二人で何もかにもこなしていかなければならないのですから。

 

表情がくもれば仕事もくもる

 

お客様との対面は、愛想よい応対が何よりも必要です。
朝、車の中で夫婦げんかをしていても、仕事の現場に到着し、お客様の前に出たらいっさいそんなそぶりを見せない。
これも自営業者のたしなみだと考えております。

 

竣工清掃について

 

新築住宅の工事も順調にすすみ、施主様にひき渡す日がだんだんと迫ってきます。

内装や照明器具、水道設備工事がおわる頃になると、ハウスクリーニングの出番です。

建坪50坪前後の住宅で、クリーニングに要する日数は一日半が目安です。

単価は坪千円前後です。

作業員を何人もつれてきてやる業者は、もちろん一日で終了です。

作業内容は、ガラス、サッシュ、床、ドア、押入、台所、風呂場、洗面所、トイレ、和室の柱、床の間、下駄箱、玄関まわり等々、建物内部をほとんど掃除します。フローリングの床はワックスがけをふくみます。

 

長い間の習慣で、私たち夫婦は暗黙のうちに、仕事の分担をきめています。

ガラス磨きや床ワックスは私。
台所や風呂の清掃は妻です。

 

どこの現場も工事が順調に進むとは限りません。
住宅建設の現場は、工期ぎりぎりになって、様々な内部工事を一度にやるところがおおいです。

そうなると一番にしわ寄せがくるのがクリーニング業者です。
床ワックスはすべての業者が引き上げてからでないとできません。

 

明日、施主様が引っ越す。

ていうときには、徹夜です。

バブルの頃はそんな現場が多かったです。
コロナ渦の現在、新築住宅の竣工はほとんどなくなりました。

 

転職

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